みなさん、こんにちは!
青年海外協力隊の北見です!いかがお過ごしでしょうか?
ガーナは現在、雨期の到来が近づいていて、暑すぎず、過ごしやすい季節になっています。
皆さんと交流を始める事が決まり、私はとても嬉しいです。前回、ビデオレターで自己紹介を少しさせてもらいましたが、今回はガーナでの私の近況や思いについて紹介させてもらおうかと思います。
ガーナに赴任し、今現在で14ヶ月目を迎えています。来たばかりのころは、生活の面で慣れない事がたくさんありました。水がでなかったり、近所の子どもの「外国人。中国人」コールの嵐を浴びたり、今となっては平気なものも、当時はつらく思う事が多々ありました。
一番苦労したのは、自分の活動の方向性を見いだせなかったことです。
配属先からの要請は、任地にある小学校(全300校)を巡回して、算数と理科の教育の水準の向上を図る事です。
ガーナの学校をいろいろと回らせてもらい、一番最初に目についた問題点は、「授業が行われない、子どもたちがほったらかしにされる時間があまりにも多い」ということです。
この問題については、今でもどうしたものか、と頭を悩ませるところです。
田舎に行けば行く程、この問題は顕著です。
想像してみてください。もし皆さんが、学校に長い時間かけて歩いていったとしても、先生が現れず、ほったらかしにされる事を。。。。ひどいですよね。
私がいって授業をやる。それは、実はとても簡単なことです。私一人が動けば出来るのだから。でも、それでは、あんまり意味がないのです。
なぜなら、授業をやるのはガーナの先生でなければ、将来にわたって何も変わらないからです。
自分がどう関わるのか、どうするべきか、とても悩みました。今でも解決しきれていない部分はありますが。
私は悩んだ末、教員研修というかたちで、ガーナ人の先生と共に学び合うことを重点に活動を行なう事にしました。研修会の日時を決めるのも、大変で、予定通りに行かない事ばかりですが、それでも、開催に至るまでの準備などから学び合っています。
協力隊として赴任した当初、一番苦労したのは、実は、「相手のために」という想いが強すぎたがために生まれた葛藤です。自分が勝手に焦って、このままではいけない、なんでガーナの先生は、教えないんだ!なんで、こんな簡単な事が出来ないんだ!って、思い過ぎるとつらかったです。
でも、あるとき、「ガーナ人のために」から、「ガーナ人と一緒に」という方向に考えてみたら、ふっと楽になりました。今まで気がつかなかった、ガーナ人の先生たちの良さにも多く目がいくようになったのです。自分一人で頑張るのではなく、協力してもらいながら行なう。そうすると、ガーナの良さがたくさんあがってきて、どんどん好きになったのです。
ガーナ人を巻き込んで、活動をやること、これが活動の中では難しくもあり、また、楽しい部分でもあります。その難しさと楽しさを噛み締めながら、私は今ガーナで生活しています。
みなさんも、ガーナの学校、生活ってどんなものだろう?って興味を抱いてくれていると思います。そして、「ガーナ人のためになることをやりたい」って考えてくれている方もいると思います。ただ、一方通行ではなく、「一緒に」問題を解決するような心構えでいてくれると、ガーナ人も喜ぶと思います。その上で、名古屋にいる中学生ができることはなんでしょう?
ヒントになるかわかりませんが、一般的な学校の中で子どもや先生が苦労する点について、ちょっと書きますね。
ガーナの先生はよくやっていると思います。英語で物事を説明する能力は、みんなとても優秀です。子どもたちも、授業では一生懸命に勉強しているので、感心する事が多いです。ものが少ない中でも、なんとかやっているのです。
でも、教科書を読んで覚える、黒板に書いてあるのを写すだけで授業が終わるので、応用する力や、実物の感覚として学ぶという事がほとんど行なわれていません。普段の生活と、学びが結びつきにくいのです。
普段の反復練習が乏しいため、基礎的な計算でつまづく子どもがとても多いです。例えば、6年生になってもかけ算ができないし、ひっさんで桁が多くなるともうお手上げな子もいます。。分数の計算に関しては、先生も間違えて教える事があるくらいです。
教室の中は暗いです。黒板は固い。実験室などの特別教室はありません。職員室もないです。教材をせっかく作っても、保管しとけないのです。教材を使うためにトレーニングが必要な先生ばかりです。
先生が田舎の学校に通うのはお金がかかって大変です。先生用の宿舎が田舎にはありますが、そこに先生は住みたがりません。
などなど、苦労はたくさんあります。
参考になるでしょうか。
お手紙、長くなってしまいましたが、みなさんの学習のためにお役に立てれば幸いです。