Saturday, December 22, 2012

世界は終わらなかった

2012年12月21日。マヤの予言で世界の終末が叫ばれていました。
特に何事もなく、ガーナで過ごしています。

このごろは3ヶ月程お休みしていたフランス語レッスンを再開しました。ガーナでは、英語を主に使うのだが、周辺の国はフランス語を使うこともあり、フランス語話者が多い。

以前運良く出会う事ができたコートジボワール人の方に、個人レッスンをしてもらっているのです。「お金を払って、しっかりやる!」と決めたのに、足が遠のいていたので、今年が終わる前に、契約金の分はしっかり元を取らねば。

もうすぐクリスマス。

クリスマス会を、なんと我が家で開催するということになり、準備を行なっています。
うちに8人くらい隊員たちが集まり、わいわい騒ぐ予定なので、掃除をし、買い出しに行ったりしています。

任地タマレにおいて豚肉をゲットしたのですが、とても幸運でした。
普段お目にかかる機会のない豚肉。どこで買うのか、よくわからなかった豚肉

たまたま通りかかったバイクトラックに豚がたくさん積んであったので、あとを追いかけ、養豚場の場所を突き止めました。

そしてそのオーナーが、豚肉にしたら売ってくれるといっていたので、電話番号をゲットして、待ち合わせ、会う事が出来たのです。



大きさがよくわからないので、とりあえず3kg(6pound)買いました。
思いのほか、結構な量です。
これで15セディ(600円)くらい。
(ちなみに、1poundが約500gということを知りました。)


マーケットでバーベキュー用の炭や、金網を買ったのですが、やっぱりマーケットっておもしろい。その辺の人に、「○○が欲しい」といえば、あっちにいけとみんなが反応して教えてくれるのです。本当に優しい良い人たちです。最初はビビって入りたくなかったマーケットですが、これ買ってけとしつこくいわれないし、今ではけっこう好きな場所です。


最近はハマターンとよばれる乾期特有の気候で、夜は寒く、昼間は暑いです。
乾燥も酷くって、ちょっと風邪気味。

来週は、いろいろなイベントで忙しくなりそうなのでしっかり治さねば。











Wednesday, December 12, 2012

国際協力か〜

任地の教育事務所でふと、目にしたのはイスラエル国際協力機関の開催するworkshopの告知。

え?イスラエルもJICAみたいな国際協力の機関があるの?

ってことでその

MASHAV - Israel's Agency for International Development Cooperation


なるもののホームページを見てみました。

http://www.mfa.gov.il/MFA/Mashav+%E2%80%93+International+Development/What+is+Mashav/MASHAV+launches+website.htm


ほう。けっこういろんな分野に渡って活動しているんだ。

イスラエルてきくと、中東和平の問題で、評判が悪くなったりしている国。と僕の中での認識。


ここタマレはイスラム教徒が多数の地域で、どちらかというとパレスチナと敵対しているイスラエルには、複雑な感情があるのではなかろうか?

なんて、勝手ながらに考えてみる。

日本の国際協力もそうだけど、やっぱり、こういう国際協力とか援助ってのは、外交政策として、恩を売っているような、だから何かあったら助けてね。みたいな、「国の安全と繁栄の確保」っていう部分があるんだな。

こんなことをイスラエルの国際協力機構のガーナへの援助の存在を知り、考えてしまう。


さあ、今日の学校はもうテストも全て終わり、学校が休みに入るのをただ待つだけの状態でした。子どもたちも、テストが終わったら、学校で遊ぶだけ。それはどこの学校でも同じですが、テストが早く終わっちゃってるため、学校にこない子も多数。

今日は校長先生とおしゃべりでほとんど終わりました。
選挙の結果は、タマレ出身のマハマ大統領率いるNDCが勝利しました。
しかし、対立政党のNPPは選挙に不正があったので、裁判に持ちかけようとしています。

この校長先生はどちらの政党を支持する訳ではありませんが、今回の選挙に不正があったというのを信じている様子。

「そもそも、なんでこんなに多くの人、村の人が投票に行ったの?それってすごいことのようなきがするんだけど?」

と、僕の抱いていた疑問をぶつけてみました。

すると、やはりそこには政党の圧力がある。と校長は断言。
村人にとって政治の世界は、まったく持ってわからない世界。そりゃあ無理もありません。ほとんどの人が非識字なんです。

政党の主張の意味もわからない人はほとんど。
で、政党が変わって小学校とか立てられたりしたら、その政党のお金で建てた、と信じる人も多いのだ。自分たちの税金(ガーナ人全員で捻出したお金)という事はわかっていない。(校長談)

「今回の選挙で NDCがたくさん票を勝ち取った地域は、識字率の低い地域で、NPPがたくさん票を勝ち取ったところは識字の高いところだ。これが何を意味しているかわかるか?」と校長。

その地域のチーフが政党の支持を表明したら、それに従って投票する者が多いんだ。コミュニティとして、チーフに逆らう事は出来ない。顔を立てる事が多いんだ。それは、父親に逆らう事が出来ないのと同じ。ガーナ人は、たとえ父親が嘘つきであっても、逆らう事が出来ない。

今回の票、NDCが獲得した50.7%とNPPの48%ってのは接戦だから不正の票があったら、結果が変わる!と熱く、長々と語ってくれました。


この国の民主主義が表面上は形作られていて、外国のメディアでは、ガーナはアフリカの民主主義モデル国だと言われている。
確かに争い事が起きず、平和に選挙が行なわれたことはすばらしい。

本当の民主主義は表面に見えていなくて、もっと見えないところもみないといけないのかも。


識字の問題も含めて、教育が「責任ある市民、行動できる市民」を育成するための布石だ、と改めて思う。


Friday, December 7, 2012

活動振り返り

今日の選挙は特に大きなもめ事なく、平和に過ぎているようだ。
ただ、投票システムがうまく機能しなかった投票所で、明日再び投票があるとのこと。

さて、教育の政策にも注目が集まる今回の大統領選。

高校の無償化を掲げる野党。
それに対して基礎教育の充実を訴える与党。

こんな感じです。

どちらも国の発展には欠かせないのですが、自分が基礎教育に携わっているので、基礎教育分野の発展と、そのための協力のあり方で考えている事をちょっと殴り書きします。。
まとまっていないので、あらかじめご勘弁を。

JICAは理数科教育分野の技術協力を強みとして、各国でその実績を挙げてきました。ここガーナでも長い35年の派遣の歴史でも理数科教師の派遣は常に多数います。
高校や教員養成校、あるいは技術学校などで活躍するボランティア、してきたボランティアはとっても多いです。
こういった先輩たちの活躍は本当に、尊敬できることです。異国でクラスをもち、その国の言葉で教えること、というのは実に困難きわまりないからです。

ガーナに限らず、他の多くの国への教育援助は高等教育分野に集中する時代、基礎教育に集中する時代、と援助や国の政策にも変遷があります。

「小学校教諭」という協力隊の職種で派遣されるようになったのは結構最近です。
特にガーナでの派遣要請に関して言えば、正確には教育事務所の配属であり、「巡回」という形での指導を求められています。なので基本的に担当のクラス、学校を持っているというわけではありません。

高等教育のボランティア(高校は後期中等教育だが)に求められるもの、基礎教育のボランティアに求められるものは、「学力の向上」で共通する、、、、、
と言えるのかもしれないが、僕自身はあんまりそうは思わないのです。

基礎教育で大事なのは、人間形成にこそある。
小学校に初めて通い、周りのクラスメートと関係を作っていく中で、学ぶ姿勢だったり、他者を尊重し合うことを学ぶのが、原点にある。自分の意見を他者に伝え、他者の意見を聞くというそのスキル自体も身につけてもらいたい。

このガーナ社会で求められるスキルが全て、日本のように先進諸国の考えでまかり通る事もないので、一辺倒に言えないし、その怖さもわかっている。そもそも、理数科教育や算数理科で技術協力が可能なのは、そういった社会的価値観に反映する部分が教科の特質として少ないからである。1Mは100cmとか、そこにはだれがなんと言おうと絶対の決まりがあって、外部者であっても教える事に抵抗はないのである。

だからこそ、その学力向上というのは、国際的な基準で議論しやすい部分なのかもしれない。
自分の意見を他者に伝え、他者の意見に耳を傾けるスキル、学ぶ姿勢ってのは、うんうんってうなずけても、どの程度まで身につけるかの基準は日本とガーナでは違うのかもしれない。そこには、文化や習慣の差が少なくはないでしょう。

私自身はバリバリの文系で、理科や算数を苦手とし、時には毛嫌いして成長してきた人間なので、興味関心が算数理科の指導よりももっと人間形成にある。

シティズンシップ教育といわれる教育に注目してきた中で思うのは、もっとこういった人間形成、社会的スキルの形成に関する議論が、国の政策でも議論されるべきなんじゃないかという事。「学力」といったまやかしの言葉にばかり目がいってしまうと、学校が果たすべき本質に目がいかないのではないか、と、ぼんやりながら思えてくる。

学力格差社会を、日本のように作り出すだけなんじゃないかとも。
確かに、学力の形成を通して学ぶ姿勢も身に付くのかもしれない。どちらが是でどちらが非であるという訳でもない。ただ、価値基準をもっと社会的なスキルにも置いていくことは間違いではないだろう。

ガーナでは、子どもたちが先生に教えをこい、学びたいという姿勢を全面に出している。
僕が見る限り、ガーナの子どもたちから学ぶ事は本当に多い。
「学力」という物差しで、比較してしまうと、「かわいそう」と思ってしまうことがあるが、実は「うらやましい」となることも多いのである。

学校に来る事が好きでたまらない、そんな気持ちはどこから来るのか。その笑顔や好奇心を人に向けられるのは、素直にうらやましい。遊びのなかで、年長者が年少者を構う姿や、妹、弟のような小さな子をあやすことも既に知っている姿も。農業や家事のお手伝いも良くこなし、植物、家畜の知識ももっている。学校という場が教育の全てではない、学校の外に教育の現場がたくさんある。叱ってくれる親、近所の人がいる。周りの人同士で助け合う精神がある。挨拶を誰とでもしあう。うらやましい。

今の私の活動のコアは、教員の学び合う土台作りにこそある。
教員同士がより良い教育実践を行なうための土台を築く事、それが出来れば主役は常にガーナ人でいる事が出来る。教師が努力する環境を作る事は、子どもたちのためになる。子どもたちは教師の姿をよく見ている。学校で怠惰な教師の様子をみれば、こどもも怠惰になる。そこを、教師も学んでいるという姿を見せる事ができたら、子どもにプラスの変化がおきるのではないか。

長期的に見たときに、そこに僕はわくわくを見いだします!

そんな想いで巡回し、校内研修をとにかく実施するように促し、校内研修の進行を全力でサポートしています。算数理科の教え方など、私の考えも示す時はしっかり示すようにしているが、それを発展させて、自分たちのやり方、使い方を見いだすのはガーナ人であってほしい。いや、実は、一緒に見い出したいと思っている。
周りの人を巻き込みながら進みたいんです。

自分が教壇に立つ機会が少なくて、ややもどかしいところや後ろめたさもあったりしますが、自分にできることを信じてやってみます。

何かを一方的にやるのではなく、一緒に活動した時の充実感。
今学期、数回感じたこの感覚をもっと増やしていきたいです。



大統領選挙の日

本日12月7日、ガーナでは大統領選挙の日となっています。

念のため我々協力隊員は自宅待機となっていますが、特に平穏に今のところ過ごしております。

アフリカで、ガーナで選挙が平和に行なわれるというのはすごい事。
ガーナは国一丸となって、この選挙の平和的実行に力を上げている様子が見て取れます。


連日のラジオでは、平和に選挙を行なうためのメッセージ、国民の声を取り挙げていました。

投票するという権利の行使が広まっている様子もみてとれる。自分の登録した地に行って投票するため、学校が前日を休日にしたり、大型バスを出して高校生を地元へ送り出したりしていた。

BBCによればその投票登録者数は1400万人。ガーナの人口が2500万人くらいだろうから、そのうちの18歳以上の人口はそれに近くなるのでしょうか。

暴動なく平和に行なわれるのはもちろん歓迎ですが、公正におこなわれているのかにも注目です。

私がここで生活し、たまに先生とか周囲のひとから聞くことができたのは、村落部に政党の圧力がかかっている事、18歳未満でも投票させようとする者がいる事など、さまざま。

投票にこれだけの人が向かう力の裏には、圧力があるのか。あるいは人々の社会への期待、意志の表れなのか。その両方がどのように折り重なっているのか、いろいろ思いを巡らせて様子を見守ります。


写真。<選挙とは関係ありません。>

さてこれはなんでしょう?


じつはこれ、ヤムイモの畑なんです!

Yam mountainとやばれるそれぞれの山の中にはヤムイモが入ってます。内部に湿気を保つための方法だそうで。

初めて見たので感動しました!

Saturday, November 24, 2012

11月

久しぶりの日記になりました。
およそ一ヶ月ぶりです。ご無沙汰しておりました。

最近、任地のタマレはますます暑くなってきたので、バイクで行くのはまだ良いのですが、ちょっと歩くと汗が噴き出します。

昨日はどうやらお祭りがあったようです。Fire festivalと呼ばれるものでたいまつを燃やして行進したそうで。このお祭りで興奮した人たちが時に、危険らしく、祭りには一人で行くなとJICA駐在員からの通達もありました。

どのみち、ちょっと気分がすぐれなかったので行けませんでした。最近、腕や足に傷が多くなって、同僚に心配されます。多分、肌がもろく虫さされで傷になりやすい。別に対した傷ではないんだが。そして、絆創膏をしよう物なら、「オイ!」と驚きの声をあげてよってくる子どもたち。絆創膏なんて使った事がないと、みんな口々に言います。

ちなみに、4色ボールペンも「オイ!」といって驚かれ、、ちょうだい攻撃が始まります。

さて、先日は、教員研修(SBI)がある学校で開催されました。一週間前に開催を検討し、前日の打ち合わせ、そして本番の流れでした。

demonstrate lessonをある先生が、6年生の教室でおこないました。僕にやってくれと言われましたが、基本的に、前にたって授業するのはガーナの先生で!というスタンスで、僕は活動を行っているので、サポートしました。

トピックは分数。用意したのは、紙のみ。紙を切って、追って分数の足し算を理解するというもの。


一つの教室にこの学校の先生も集まって、座って授業をみる。この光景をガーナでやっと見る事が出来ました。なので、最初の時点でちょっぴり感動。

授業中頑張ってビデオを撮影したので、写真がないのは残念です。

この先生、30分の指導案で授業をしていたのですが、60分結局かかり、しかも最後まで終わりませんでした。それでも、先生自身のアイデアを実行に移し、見事にやってくれたと思います。

早口になっちゃったりしたのは、これだけの同僚の目があるからかな。

授業後の討論を、僕がやろうというまでやる雰囲気ではなかったので、僕がファシリテーターとして議論を進めました。
ちゃんと、観察しておもったことをそれぞれの先生が言ってくれたのは良かった。

僕もいくつか、コメントをして、改善点やみんなで考えるべき事をあげさせてもらいました。

その一つが、分数の読み方。
この授業中だけでも三種類の読み方が出ました。

1/2 を「 One Half」「 One out of Two」「 One over Two」と。

ガーナの教育現場でもっぱら聞くのは3番目の呼び方です。
どの分数も〜Over~ で表現してます。

これが正しい英語表現なのか、わかりませんがガーナではみんなこれで理解して通じているので正しいのでしょう。僕の知る限り、教科書には出てきませんが。

で、これらの読み方の混同が子どもを惑わせるのでは?とこの機会に聞いてみました。すると、先生の間でも、これはこう読む!とか、ONE HALFって違うんじゃない「Half」というんじゃないか、などなど困惑していました。

ふむ、先生でも困惑するのだから、子どもならなおさらです。


いろいろな呼び方を知るのは大事ですが、困惑してうまく表現できない、計算できないのは避けないとね。

と、今後の課題として提示してきました。どんな答えを先生たちが導きだすか、先生たちに任せました。この学校だけではなく、ガーナの先生に。


Tuesday, October 30, 2012

新歓〜先輩隊員の任地訪問〜

タマレで大統領の候補者4人が公開討論をおこなっています。町にはいつものごとく、暴走バイクが続出です。ガーナでは、選挙と暴走バイクはセットです。

先週のあれこれ。
新隊員歓迎会が首都アクラでありました。
今回は幹事として、新歓パーティに係りました。
幹事と言っても、いろいろ先輩隊員にやってもらったのでたいした事はしていませんが、当日は楽しめてよかったです。

もう自分の2つも後の隊次が赴任します。自分は堂々と成長している、活動をやっていると言えるのか。。1年報告会を一年経った隊員が行うのですが、後半年後にどんな事を報告できるのだろう?と、その報告を聞きながらに思いました。
自分は、小学校教諭という職種でありながら、子どもに対しては授業をしないスタイルを選んでいるけど、本当にこれで良いのだろうか?それなりに手応えを自分では感じるんだけど、ただ自分の授業力のなさから逃げているような、そんな後ろめたさもあります。


アクラに上京したついでに、先輩隊員の任地も訪れました。

①ガーナの避暑地アクロポン
小学校教諭の先輩隊員のいるアクロポン。
ここでは、教員対象のワークショップの様子を見させてもらいました。学校に訪問し、朝に先生を集めて理科の教材紹介ワークショップを先生対象に開催していました。
良いな、って思ったのは後でGESに報告しやすいようにするため、ワークショップを行なった学校リストの作成。これで、配属先での活動の理解が進みやすい。
先生たちに教材を紹介し、先生のもつ新しいアイデアを褒め讃えるのもわすれない。教材を全て提供するという、太っ腹ぶりはビックリ。
こういう風に伝えたい技術を全面に出していくのもありだなあ。

②マンゴーの産地ドドワ
ドドワには保健系隊員と一緒に行きました。
ここの先輩小学校隊員が活動している小学校で、手洗いの啓蒙活動のお手伝い。
ガーナで今話題になっているchop my moneyという歌のリズムを使って、手荒いダンスを披露してきました。
こういう歌で覚えるアクティビティーは本当に良い!歌が大好きな子どもたちにとても好評でした。
ここの先輩隊員が学校に長く滞在して、活動を行っている姿も素晴らしかったです。
学校の初めから終わりまでいるのは、ストレスも多いだろうに。教材が飾ってあったりするのをみると、本当に良いなあって思いました。

ちなみに、このドドワで滝も見る事が出来て満足。
行く前に、滝にはモンスターが出るから近づくなといわれましたが、子どもたちが案内してた気まで連れてってくれました。その子どもたちが、「あなたたちも僕らをどっかに連れて行くの?」と聞いてきてビックリ。

どうやら、以前、白人にこの辺の子どもが連れてかれて帰ってこないそうです。そのときも滝のある森に入ったとか。。。誘拐事件があるのか?






Sunday, October 14, 2012

授業研究会の開催!!

嬉しい事がありました。それは、ガーナの先生たちと一緒に一つの授業研究会を開催できたということです。


写真:研修会(CBI)当日。発表をする先生たち



ガーナの初等教育ではINSET(Inservice training)というプロジェクトが行なわれています。これは、現職教員の研修を地区(Cluster)や学校独自で行なっていくというもの。日本の授業研究会がモデルになって形成されてきたプロジェクトです。

僕たちJOCVもこのプロジェクトをサポートする事が期待されているのです。
赴任してからの6ヶ月、INSETの説明のためのワークショップは何度も参加させてもらったのですが、実際に学校で研究会が行われているところに行った事がありませんでした。
どの学校も、capitation grant(政府の補助金)がないから、できないと言い訳をいっていて、なかなか開催できていない。本当に行なわれているのか、あやしいと疑問にすら思っていました。

今学期、バイクでより多くの学校に顔を出し、多くの先生に「INSETの手伝いするからね!」と伝えて回った効果がでたのか、とある学校の校長からお声が掛かったのが一週間前。

「今度、CBI(地区の学校が集まって行なう授業研修会)を開きたいので、力を貸してくれ。」

と。自分に何が出来るか未知数で不安な面もありましたが、こうやって頼ってもらえるのは実に嬉しかったです。

この授業研究会でのtopicは小学校3年のNatural science ,wavesとのこと。

さっそくカウンターパートと相談して、どのように僕がこの授業研究会の力になれるかを検討した。そこで決まったのは、前日の打ち合わせで僕がトピックにあった教材(TLM)を主催者側教員(各学校の研究主任:CL)に提示し、作り方、使い方までを教える。そして、本番はそのCLがその学んだことを他の教員に伝え、発表するということ。本番は僕は基本的に何もしない、という準備の段階のみの支援をするということ。これは、僕の要望で、カウンターパートも納得してくれた。

そして、事前準備は2度に渡って行なわれた。

写真:事前準備でTLMを提示する僕と検討するCL



塩が声の波動に反応して動くもの、ストロー笛、そして定番の糸電話。

こういったscience toyで、とってもシンプルなものを提示した。
このとき、CLのみなさんはとっても真剣だったし、sound waveについても議論が進みました。

そして何よりも嬉しかったのは、CLが自分たちで教材を改良したり、ローカルマテリアルを活かそうとした点。こういうのは、僕が言わなくても自分たちの生活の事だから、彼らの方が良いアイデアが出ます。

例)僕はストロー笛を紹介したが、ストローの代わりにpawpaw という植物の茎を使おうという案がでました。


こんな笛ができるんだ!ってみんなわくわくしましたよ!


英語で科学的な事象を説明するのは、僕よりもガーナ人の先生たちの方が遥かに上手。というか、僕はもっと知らないと。なので、僕も学ばせてもらいました(笑

また、当日の会の進行についても話し合い、いろいろと意見を言わせてもらいました。



当日紹介するTLMが5つできたので、参加者を5つのグループに分けて、それぞれのグループにCLがサポート、ファシリテーター役をするというもの。そして、発表の時間を設けて、それぞれのグループの学んだ事を全体で共有するという方法。

実際それが採用されました。

本番には、カウンターパート、調整員さん、他のボランティアも来てくれました。

写真:開催後、参加者との一枚




実際、いろいろと反省点はありますが、それでも、ガーナ人教師と一緒に一つの事をやれたのは、今後の活動においても大きな励みになります。

「自分にできることを確実に、小さな事でも少しずつ」

いやー、楽しかった。





Monday, October 8, 2012

サッカー観戦@tamale

わが町、TamaleにはTamale Real Unitedというサッカーチームがあります。
とても強そうな名前ですが、現在2部リーグです。

ちなみに、1部リーグはプレミアリーグと呼ばれているので、サッカーの影響はやはり英国経由です。なにせ、ガーナにサッカーが伝わったのは100年以上も前。そしてリーグで登録されているクラブチームも100年前に発足していたりします。

日本でJリーグが発足したのがほんの20年前に比べたら、どれだけサッカー文化が根付いているか、お分かりですね。いくら日本が近年力をつけてきたとはいえ、2010年WCベスト8のガーナからみれば日本ってまだまだなんでしょうね。

でも、サッカーの試合を見た感じでは、日本のJリーグの方がスピードはあるし技術もあると思いました。たしかに、ジャンプ力とかはガーナ人、ビックリするくらいあるんですが、パスの精度とかワンタッチのプレーの正確さはJリーグのがありそうです。あくまで個人的な見解ですが。

で、前半は眠い試合内容だったのですが、後半に両チーム合わせて4点も入る試合でした。

終わってみれば2-2です。

明らかにホームチーム有利の試合展開で、タマレがスコアし、逆転され、後半ロスタイムの同点劇でした。やらせではないか、と内心思ってしまった私はひねくれ者でしょう。


写真 中国によって建設されたというスタジアム。かなりモダン。
スタジアムの中では頭にガーナ食を乗せてうるおばさんもいました。




Monday, October 1, 2012

活動計画を考えるの日々

今はJICAに提出する報告書をどうするか、を考えています。

活動計画を配属先と話し合って決めるのですが、なかなか固まってきません。
もうちょっと時間が必要かと思います。

6ヶ月間ガーナで過ごし、活動もぼちぼちやってきました。
残りの1年と6ヶ月を有意義に過ごすためにも、計画は大事です。

自分にできること、そして配属先の求める事。
この調整をしていく上で、現状の把握が大事です。22人いる指導主事たち(CS)と巡回して、CSの役割というのを考察してきました。まだ、22人中7人と回っただけ、それぞれのCSとは一度きり、なのですが、いろんなCSがいます。約束通りに学校に連れてってくれない人、一日に1校だけ回る人、一日に3校、4校回る人、指導案を細かく見る人、見ない人。学校に滞在する時間が短い人、長い人、記録簿にコメントを長々と書く人、短く書く人。いろいろです。

22人全員と、活動をともにするのは難しいかもしれないので、やりやすい人をある程度選んでも良いのかもしれない。

どのCSも学校に僕を連れて行って、最初に紹介するときは「JICAボランティアでTLM(教材)の開発を手伝ってくれるので、必要なときは連絡すると良い」と言ってくれる。それはそれでいいのだが、僕の思いとしては「CSが授業に関して適切な指導や助言を継続して行なうこと」のほうが「僕が学校の先生と協力して授業をする」よりも優先なのです。なので、「ボランティアがきたから協力してやっててね。私はそんなに学校にちょくちょくは来ないけど」というニュアンスを感じると、違うんではないか、と思う訳です。

CSの頂点にたつマダムと話し合いをしてみて、やっぱりCSの指導力の向上が課題にありそうだと感じます。Training of Trainee (TOT)を実施してほしいとの声も聞こえました。

なんとなく、悩みながらも計画をたててやってみようと思います。大事なのは、周りを巻き込む事。一人でドンドンやっていかないこと。まあ、ひとりで出来ない部分があるので協力を求めるのが必須なんだけど。

さて、今学期もたくさんワークショップのお誘いがあるので、現職教員研修のプログラムとコラボして活動の場を増やしていきたいと思います。

small small,やってみましょう!



Saturday, September 22, 2012

焦らずに結果を求めすぎない事が教育

教育の成果や結果なんていうのは、子どもが大人になってからようやくみえるもの。
十年単位で考えていくものである。今目の前にいる子どもや先生たちが十年後にでも、あのときの日本のボランティアが紹介してくれたTLMを使った授業は役に立つな。って思ってもらえればそれはそれで本望だ。

正直に言えば僕は成果を求めて動きすぎているのかもしれない。
というのは、先輩たちが紹介してきたストローモデルとかいろいろな教材を知っているはずの先生たちがそれらTLMを使った授業を行っていないし、たくさん先輩たちが行ってきた模擬授業を見ている先生たちに「成果」が見られないと思ってしまい、違うアプローチの検討をしてきた。(CSと常に一緒に巡回をすることでCSの授業改善への意識向上)

「自分がいる間にこういった成果があげられた。」と、のちのち報告できたら良いなという思いで活動をしているが、それはもしかしたら嘘の姿の報告になり得る。そんな簡単に「成果」が出ないものだし、完全に定着というのはあまりに先の長い話にみえる。だからこそ、先輩たちも地道にやってきた事を続けていくのも大事なんだ。「今すぐ」に普及する可能性が低くても、続ける事が大事。
TLMを作るのは面倒だし、それを使ったわかりやすい授業を僕には出来ないと思うところがある。自分には出来なくても、先生をサポートする事なら出来ると思うので、自分に出来る範囲でやる、それでいい。

ガーナの小学校の講義式の授業が悪い訳ではないが、TLMを使って、子どもたちが活発に交流し合える授業っていうのは、何十年か後になってからガーナでも普及するのかもしれないし、または、その頃の技術革新で今の僕たちには想像のつかない授業が行われているかもしれない。たとえば、立体のホログラムとかをその場に登場させるのが容易になっていて、教材は使いたい放題になっているかもしれない。
そんなときに、教材を有効に使える授業をガーナの全ての学校で今よりも考えるかもしれないし、そのときに、ボランティアの残したものが役に立つのかもしれない。

全ては「かもしれない」という推定未来の話だけど、希望をもって活動するのが必要だ。
成果を求めて、焦ってしまう自分を見つめ直す。そんな近況です。



<今週の活動>

今週は先週と違う二人のCSにくっついて巡回しました。

一人はJICAの研修で日本にも来た事のある優秀なCSです。彼女は、今まで一緒に回ったCSのなかでも一番長く一つの学校の様子を見ていました。というのは、CS は学校に滞在して授業を観察する時間がほとんどなかったので、授業の改善にまで目が届いていないのかなって思っていました。そんななかで、彼女は、Lesson note(指導案)の提出を先生に求めてその出来具合を見ていました。ほとんどの先生が指導案を用意して授業をしている訳ではないので、強くそれを書くように言っていました。正直恐いくらい、強く、、です。

確かに、指導案って大事だけど、実際にその先生がやっている授業をみて、経験の上で教えている姿はそこまで悪いようには思えません。その授業をみないで指導案だけで判断して、強く叱るのは良くないんじゃないかな〜って思います。でも、ここはガーナ。上下関係は厳しく、今まで見た感じでは「褒める」という事が極端に少ない。先生は子どもを褒めないし、CSは先生を褒めない。「褒めて伸ばす」というのはあんまり浸透していないようです。子どものときにあまり褒められていないから、そのまま大人になってしまうのでしょうか。

かといって、僕たち外国人ボランティアがいきなり、強く抑圧的な態度で先生に接したら心の扉は開かないので、たくさん褒めるようにしています。褒めて伸ばすということを、CSと一緒に出来るようになったらいいなあ。この思いを胸に秘めて巡回します。


もう一人のCSは長く学校にいて授業を見ませんでしたが、lesson noteをみていました。そして、とにかく叱る。先生たちもこのCSにビビっていました。僕が「理科の授業があったら見たい」といったので、一人の真面目な先生が理科の授業を始めました。なかなか熱心に教えていたので、「教えるのを楽しんでいるんですね、子どもたちも集中しているし素晴らしい授業ですね」とこの先生を褒めて、褒めて褒めまくった。TLMがどうとかよりも、基盤のところを見ているって伝わったのかな。それでまた関係が出来てきたら、一緒に教材を考えれるのかも。

CSと回っていると、ある新しい学校は第3週目なのに、開校しておらず、子どもたちが外で待ちぼうけを食らっていた。新しい学校が建てられたら、建設の責任者が教育事務所の人とかお偉いさんを招いて鍵の献上式みたいなのをやる。それがまだ行なわれていないためのトラブルだった。教育事務所は、今後こういった事がないようにと注意していた。当然である。

ほとんどの学校では、まだ自分たちのクラスの児童の人数を把握していなかった。というのは、入学希望者が第3週になっても入ってきたり、いなくなったりで完全な登録が出来ないらしい。学校の言い訳である。しっかりこの日に来なければ登録できない、と強く管理できていればこんなことにはならない。実際、良く管理された学校の人数は適した学級の大きさになる。


CSと巡回をまだ続けよう。CSと一緒に活動できるのが学校配属ではなく、事務所配属だから出来る事だと割り切ってやってみよう。


<写真>とある村コミュニティでのPTA会議





Sunday, September 16, 2012

ヤギに逃げられる、心折れる

ヤギを飼う事になりました。

帰国する先輩隊員に子ヤギを頂いたのです。
タマレにはヤギがたくさんいて、「どうせそんなヤギなんて対した事ないかな」ってそんなにドキドキしていなかったのですが、このヤギを一目見て、かなりぐっと来ました。


ヤギ、可愛いです。


がしかし。。。


このヤギちゃん、泣きまくります。やっぱり親が恋しいのか。
ヤギってものすごく寂しがりやさんです。

で、明くる日、このヤギちゃんは脱走してしまいました(泣

フェンスの内側に入れて、首輪もつけていたのに、逃げました。

かなり心が折れました。まだ名前も付けていないのに。エサもたくさん用意したのに。。

雨期の時期でその辺にエサはたくさんあるし、僕の事を飼い主と思っていないのでもう帰ってこないでしょう。

仕方がない。




さて、活動の方はどうか/

今週もCSについて回りました。子どもに教えるのよりも、CSに何かを教えるという事の方が遥かに難しいです。なにせ相手は僕よりもずっと年上だし、経験もあるからです。僕は、若造だし、英語も彼らにわかりやすく話せてない部分もあるので遠慮してしまいがちです。そもそも、何を伝えるのか。

教材を使ってほしいってことを伝えるのは、果たして今必要なのか。
今のガーナの学校の現状では、「先生が授業を時間通り行なう事」の方が大事なんじゃないかという議論をある隊員から言われ、考えているのですが、授業を行なう事さえできていれば、たとえ教材を使わない(大学の抗議のような)一斉授業でも、学びには違わない。
むしろ、教材を作って用意するっていう煩わしい事を求めるのは、先生が教えるって言うのをより嫌うようにしてしまっているのではないか。

今、目にしている問題は、先生が学校にこないで子どもがほったらかしという状況。先生がいたとしても、先生同士でおしゃべりしている時間ばかりという事。

時間割もあるようで、守られていないこと。日本では時間割は最低限で守る決まりなのに、ガーナではあまり守られる事のない「目標」。

教育について語る上で、僕らはガーナの先生たちと同じ土台に立っていないと先を見据える事ができない。でも、ガーナの先生たちはどこを見ているのか。お金の心配か?目の前の子どもか?
もちろん、良い先生もたくさん見てきた。教育熱心な先生がいるのは間違いない。でも、子どもを目の前にして教えるという行為を放棄する先生と、教育を良くしていく事は難しい。

CSは授業の質改善に目がいかない。なぜなら、学校が学校らしく運営されていない事が根源の問題として横たわっているからだ。先生が出席しない学校の授業なんて改善のしようがない。先生がやる気がないのに、良い指導なんてできない。

たしかに、教育事務所の要請は教材の作成だったり、教員の研修プログラムの補助だ。こういったガーナの教育の根源にあるものを避けて、教材の紹介に徹し続けるのが良いのだろうか。これは、今の悩みだ。

まあ、いろいろ問題点、悩みをあげて話しだすと、止まらないし、心折れる。

僕たちはこういう壁を乗り越えて、できる事をやっていく。まだ何もできていないし、これからも悩み続けるが、やっていく。教える事を楽しんで、必要だと思う事を進めるのである。

コミュニティや親が教育に関心を寄せさえすれば、やる気のない教師は居場所がなくなると思う。コミュニティ単位で親と仲良くなれるように、村の小さなコミュニティの学校から何か始められるかな。学校だけを活動のフィールドとせず、広くコミュニティをみてコミュニティ参加の学校を目指せたらいいかな。




写真、幼稚園の新入園児のクラス。みんな泣いてます。最初はみんな不安よね。







Saturday, September 8, 2012

新学期スタート

ガーナでは新学期が始まりました。日本とは違って(というか日本が世界と違う)、9月から新学年になったり、新入生が入ってきます。新しい年度の始まりです。

月曜日のミーティングでは、directorが時間通りに行動し、まずGESのスタッフから行動に変化をもたらそう!と有り難いお話がありました。

さて、今学期はバイクも手に入ったこともあり、いろいろな学校を一通り回ってみたいな、なんて考えています。タマレには260校くらい小学校があるので全部は無理かもしれませんが、学区の主任(cs)を捕まえて一緒に巡回する作戦です。

まだCSと良い関係ができていないと反省し、この学期はより積極的にCSと係っていこうと思います。

火曜日。学校をCSと一緒に巡回。この日が新学期初日であった。
朝、事務所にいくとジュースとコップの山。


これは新入生に配るのだそう。なぜか/

それは、初めて学校に行く子どもたちが不安を忘れて、学校は楽しいところだっていうのをわかってもらうための作戦らしい。そして、学校にこれからも通い続けてもらう事を願っての配布である。要は、「アメとムチ」のアメの部分。
でも、全部の学校分の数がある訳ではない。どうやら選ばれた学校だけに配られるらしい。この選び方は、ある程度公平性を保つように、それぞれの学校を順繰りに選ぶそうだが。なにせ260校くらいあるので、なかなか回ってこない地域もありそうな。


なんにせよ、この日は4校回ってジュースを配り、新入生に教育の重要性を話して回りました。学校初日とはいえ、日本のような始業式とか、入学式はありません。こどもも全員学校に来る訳でもなく、来週くらいには集まってくるそうです。とにかく、先生もまだ授業をする訳でもなさそうです。(先生も全員来てません)

新園児たち
みんな不安そうな顔をしています。周りの保護者や先生は優しく見守っていました。ガーナでは、子どもの送り迎えはお父さんが多いのだろうか。


The teacher
Teacher go to school. Go to School and teach the children.LIttle children want to learn.Teacher ,teacher, goto school.
というポスターが目に留まりました。
学校でするべき事を先生、子どもが当たり前のようにすることが大事だとおもいます。




水曜日。
この日は、あるCSについていって学校を回る予定でした。前日に電話で確認して、当日の朝にも連絡したのですが、このCSは「銀行に行く」とのことでキャンセルされました。とにかく、事務所でいろいろなスタッフとおしゃべりして、どうしようかな〜って考えてオフィスで居座っていたら、あるスタッフが「新しい学校の開校式についてくる?」と誘ってくれたので、バイクでついていく事に。

タマレの町は広く、今まで行ったた事のないエリアをずんずんと行くその彼の後ろを追う事、30分。田舎の外れにある学校に到着。

そこにはぞろぞろと人が集まっていました。チーフやら、建設会社のひとやらが学校の設備を視察して回り、最後に偉い人たちが言いたい事をいい合ってました。



この会合の最後には、突然雄叫びをあげる人が出てビックリしました。でも、ビックリしたのは僕だけ。
どうやら、会の最後にこうやって叫ぶのは習慣らしい。

帰りに、ホロホロ鳥を頂くスタッフ。その鳥は生きたままバイクのハンドルに縛られる。



木曜日。
今度は、別のCSと一緒に学校を回る事に。このCSはちゃんと時間通りに来てくれた。そしてタマレ市の町外れのエリアにある学校を一緒に回りました。
いや〜、遠い遠い。CSがガス代とか、バイクの整備費を事務所に要求したくなる気持ちがわかりました。この距離を毎回行っていたら本当に大変だ。

4校の学校を回りましたが、ある学校は先生が一人もおらず、子どもたちだけで掃除をしている始末。先生たちも町から来るから遠くて大変だとか。。いや、大変なのはわかるけど、子どものためにはこなくちゃ、。。

でも、そこよりさらに遠い学校はしっかりと子どもたちがあつまり、先生もいました。そこは子どもたちが英語を話せないと言ってました。村の中では英語を話す人がいないからだそうです。親も学校に行っていないそう。この小学校を卒業してから、中学校に行くのは大変です。距離的にもそうだし、英語が十分に身に付かないままでは授業についていけないそうです。

タマレは本当に広い。町の人々と周辺の人々の間にもギャップがある。
こういう村の学校を定期的に訪れてみようかと計画中。



Sunday, August 26, 2012

vacation中のいろいろ

明日大統領がタマレの町を訪れるということで町中で、若者が暴走族のようにバイクに乗り回って、騒いでいる。端から見れば、この騒ぎようは暴徒化してもおかしくないんじゃないかってくらいで恐怖さえ覚える。政治に関する事には、なるべく係らないようにしないとと改めて安全面の気を引き締める私です。

さてさて、一ヶ月以上ブログの更新が途絶えてしまいました。
なかなか書く気持ちにならなかったというのが本音です。

いろいろな人に「ブログを読んでいるよ」とか、「頑張っているね!」って言われて、自分のブログに興味を持ってくれている事を嬉しく思うと同時に、自分の活動はそこまで胸を張って言えるものじゃないんじゃないかなんて思ってしまう時もしばしば。

自信に満ちあふれていた応募当時に比べ、弱気になっている自分がいるのではないか。

弱気な自分になっている時は、周りの人を気にし過ぎているんだ。
いろいろな隊員に出会って、周りにあわせようとしてしまう自分の弱さがある。
いろいろと考えすぎて、楽しむ事を忘れているのかもしれない。

ある人に言われたのは、「いつも何か悩んでいるような顔をしているぞ」
ってこと。
自分ではあんまりそのつもりはなくても、そんな顔して周りに影響を与えちゃうんだ。

もっと自分らしく自由にやってみよう。
自分をいろんなものから縛るのを止めて、やってみよう。

さて、この更新していない間にあった主な出来事をあげていきます。

1.首都アクラに上がって隊員総会、お墓参り
2.理数科分科会定例会
3.単車講習会
4.運動会
5.ルーマニアで日本人女性殺害の事件


1。アクラに上がるのは2回目で、以前よりアクラに対してよい印象を受けました。やっぱりアクラは都会です。ケンタッキーとか、本屋さんとか、日本料理店、日本のものも売っている中華食材店とかいろいろいって首都生活を満喫しました。ちなみに本屋さんではガーナ人の書いた絵本を発見したので購入。

アクラでは隊員総会というものが開かれ、ガーナ中の隊員総勢70人くらいが集まりました。活動報告をみたり、今後の大統領選挙に向けた安全対策のワークショップなどが開かれました。会場は、イーストレゴン ガーナ大学の中にある野口記念医学研究所。年末〜大統領の就任式までは、安全に万全を期すため移動が制限されてしまいます。なので、その次期に任国外旅行にいく隊員も多そうです。
隊員総会のあるときは決まってお墓参りに行きます。ガーナで志半ばにして亡くなった方達のお墓です。お墓を前にして、十分自分の気持ちも引き締まりました。安全に行きて帰るのが一番大事。

2。理数科分科会の定例会
授業交流会というものがこの分科会の中で開かれ、それぞれの隊員が任地で行なった授業やアイデアを共有し合った。ビデオを撮影して、それを通して子どもたちの反応なども見る事ができ、たくさんのアイデアを持ち帰らせて頂いた。
授業を楽しみながら力をつけさせる工夫の仕方、先を見通した授業計画の必要性など、自分に足りないものを見つめる事ができた。所属の教育事務所に教材の展示スペースを作るというアイデアや、INSET(教員研修)と連動してのワークショップの開催といったものを今後、自分の任地に持っていきたい。

3。単車講習会では、受講者側ではなく、次期単車交通安全委員という立場で参加しました。バイクの事などまったくわかっていないのですが、日常点検の仕方や安全配慮の仕方をサポートする側に回りました。バイクに乗り始めてからやっとわかった点もあるので、自分のためにも有意義な講習会でした。

4。運動会が先輩隊員の任地で開かれました。うまくいかないことだらけでしたが、自分の担当した黄色(イエロースターズ)の子どもたちと楽しめたのはよかったです。この詳細については、また今度書く事とします。

5。ルーマニアで起きた事件。日本でも大きく取り上げられたようなので皆さんもうご存知だと思います。僕はルーマニアに1年留学していたので、大変ショックでした。亡くなった方が20歳の女性ということで、本当に悔やまれます。僕が初めてルーマニアに行ったのも20歳のときでした。到着したときは、ルーマニア人と一緒だったので無難にやり過ごせましたが、やはり深夜帯に空港に到着してタクシーを拾うのは危険だったと思います。僕は首都ではタクシーには絶対に乗りませんでした。首都ブカレストは確かに、危険なところ(ルーマニア人でも近づかないところ)があるので十分に警戒心はもつ必要があります。でも、ルーマニアが危険な国だと思った方がいたらそれは誤解です。僕の知るルーマニアはとても美しく、優しい人の多い国です。このような事件はルーマニアでなくとも、どこの国、どんな場所にいっても起こりえるので、知らない土地に行くときには情報収集をしっかりすること、また、友人知人を頼りにする事が大事だと思います。今後、海外に行く方、特に若い女性は危険がある事を理解してもらいたいです。これは僕も含めての話です。僕の周りにもこれから留学する人や、研究調査に行く人がいるので、なおさら強調したいです。


アクラから任地タマレに帰ってきて、家の中が水浸しでした。どうやら水道の蛇口がしまりきっていなかったらしく、断水が開けて水が溢れたようでした。
今後、家を長く空けるときは気をつけねば。










Tuesday, July 24, 2012

平和展〜

つい先日バイクを貸与してもらい、活動範囲が一気に広がりそうです。といっても学校はもうしまる時期なので、学校に行くというよりはofficeと家の間での往復になりそうです。officeと家の間には、町の中心部があり、車やバイクがびゅんびゅん走っています。
気を引き締めて運転して、安全には十分気をつけたいです。

そして人や動物も轢かないようにきをつけねば。
もし協力隊がガーナ人を轢いてしまった場合は、「国外退去」になるという話もちらっと聞きました。海外にいる限りは罪に問われないだとか?本当だろうか。)


気分はすっかりGreat Teacher Kitami??






さて、タマレ隊で、高校に配属されている先輩のところで平和展が開催され、お呼ばれして見学させて頂きました。

講師は広島県出身のJOCV3人。
内容は、原爆・戦争の被害から立ち直って発展していった日本の姿を通して、平和の守り方や発展に必要なものを考えるというもの。

会場は超満員。男子校の生徒全員と、先生たち。

かなりの先生たちを前に堂々と話をする先輩隊員たちはかっこ良かったです。
僕は、ほんの一言の自己紹介でも心臓バクバクだったのに。

先輩たちのプレゼンは、メッセージ性に富んでおり、そのメッセージが十分に生徒に伝わっていたと思います。最後のまとめで高校の先生が「You are the answer」とまとめてくれたように、

「平和や発展を導くのは、どこの国の誰かによるのではなく、他でもない君たちなのだよ!」

ってことです。

この平和展の詳しい事は、主催者で我らタマレ隊のお姉さん、マコ先輩のブログを参照してください。
(マコさん宣伝させて頂きました。勝手にすみません)
http://ameblo.jp/mia-mako/entry-11311114280.html

一応、僕が見学していた限りの気付きもここに記す事とします。僕が主催していた訳でもないし、主催者の意図やその高校の生徒たちの様子を詳しく知らない立場なので、あくまで、僕が思った事です。

始まったときの会場の雰囲気は、男子校特有のお祭りみたいな感じでした。それが、核爆弾の投下される映像や、亡くなった人の話が出てくるに連れて、参加者の顔は真剣になっていきました。

発表では日本を舞台にするだけではなく、世界大戦のときのヨーロッパやイギリスの植民地であったガーナにも被害があったこと、また、最近のマリやコートジボワールの様子など、時や場所を替えながら戦争の悲惨さや被害について学んでいきました。

僕としては「ガーナの高校生が一体どの程度平和について考える機会があるのか、世界史などはどの程度、または、どのように認識されているのか」というのは非常に興味深いです。(まがりなりにも、教育学部で社会科教育を専攻していたので)


驚きに近い印象にのこった場面があります。

「隣の国々で戦争が起きたり、ガーナとの戦争が起きたときに、君たちなら、どうやって解決するのだろう?」

こんな質問が講師から、生徒たちに投げかけられました。

ちらほら上がっていた生徒の答えには、
「UNとか国際機関がきて助けてくれるはず!」
「解決策はただ、相手を攻撃し続ける事さ!」
と、言うのがありました。

えええええええええええええええええええええええええ!??


って内心叫びました。

UNとか誰かに頼るって言うのは、「自分が行動しない」って言うように聞こえました。
結局は他人任せなの?って思っちゃったし、援助びたりになってきたガーナの、また、援助びたりにし続けてきた国々の、影響なのかなって思いが頭の中に巡りました。

そして、「attackしろ!」という軍事力を信じてやまない感じの意見には会場もブーイングが起きました。
やっぱりこれだけの人数がいたらこういう意見も出るんですね。

「dialogue(対話)が必要で、これを続ける事が大事」っていう意見も出ます。

うんうん、とみんな賛同しています。

でも、ある生徒は
「アメリカと戦う事になったらガーナはdialogueできないでしょう?」
っていう。

そう、そうなんだよな〜

状況によっては、対話が難しい事もある。

確かに対話する事、抗議し続ける事が大事なんだけど、具体的な状況から考えてみる事が大事さね。

表面だけで「対話が大事」って言っていた生徒も、いろいろな状況について考えたのではないでしょうか。

僕が同じように主催する機会を持ったら、どういう状況設定にして意見交換できるかな。小学生対象にして、いつか開催しようかと、心のどこかで思いが募ります。


最後のセッションでは、焼け野原から日本が立ち上がったというプレゼン。
「戦後の日本のように頑張って」って単純に言うのは、開発学によく出てくる近代化論のようで反論があると思います。
僕も以前、批判された事もあるので「戦後の日本の発展を学ぶ」という今回の機会がガーナ人の生徒にとって、押し付けがましく聞こえないかどうか不安でした。

でも、他の誰でもない、自分たちが国の発展を担うんだ!」っていうメッセージが純粋な彼らの心に響いたようなので、こういう機会があったのは本当に良かったと思います。

主催してくださった先輩たちは、勇気も行動力もあって、尊敬です。
おつかれさまでした。





被爆写真に見入るガーナ人生徒


この写真のように壊滅状態だった場所にも、今はビルが建ち並んで大きな町になっている。こんなことを言うと、本当にビックリした反応をしてくれる。


ガーナでは、「アフリカ」という響きに構えていた人間にとっては拍子抜けするくらい本当に平和な日々を送っている。

もちろん、ある地域では物騒な事件があったり、対立があったりするのだが、大抵の人は平和に何事もなく暮らしている。

でも、一体何がいつ起こるのかわからない世界。
(こんな事を書いている今、衝撃だが、ガーナ大統領が病気で亡くなった。)

ガーナは近隣諸国が混乱状態にある西アフリカでも、際立って平和だという自負がある。
それは、「大きな紛争、戦争がない」という意味の消極的平和。

平和な状態を担っていく若者が、積極的に平和について考え、行動する。こんな姿がこれからもみられることを期待しています。



Sunday, July 15, 2012

大雨にふられて

九州地方は大雨で大変だったという。日本は本当に自然災害が多い国なんだ。
自然災害を防ぐ試みがたくさんとられていても、人智を超える自然の脅威は、止められない。

ガーナにおいてもそれは同じ。昨晩は深夜の大雨で、たたき起こされてしまった。
雨の音が激しいし、風が強く、大丈夫かな〜って不安になって寝ていられない。
そして、雨が降れば「お約束の」雨漏り対策を行なうなど、結局朝4時まで安心して眠れず。
日曜日だから昼までたくさん眠る事ができたので、良かったんだが。

そんなこんなで昼に起きて、小雨降りしきる中、中心街までハンバーガーを買いにいった。このハンバーガー、前々から気になっていたんだが、めちゃくちゃうまい!雨の中の苦労が全て吹っ飛びました。

きっと、これからもお世話になるでしょう。


昨日の大雨でおちおち寝ていられない、ってなったので読んだのが大澤真幸さんの『「正義」を考える 生きづらさと向き合う社会学』(NHK出版新書、2011年)

一時期、大学生の間でブームになったマイケルサンデル教授の議論とか持ち出して話しているもので、読み応えがある。

本の中で正義を考える上でコミュニタリアン(サンデル教授の立場)の難点をあげている例があるんですが、一例紹介させてもらいます。

2007年9月に実際に起きた事件。

イタリアのシチリア島の沖で漁師7人が、船の碇をおろしてのんびりしてたところ、アフリカからやってきた不法な移民44人が溺れそうになっているのを発見しました。移民たちの悲鳴を聞いて、漁師たちは、その移民たちを助けてあげた。そして彼らを、シチリア島近くのランペドゥーサ島に連れていってやりました。立派だと思うでしょう?ところが、この漁師たちは、ランペドゥーサ島でいきなり逮捕されてしまった。不法移民の入国を助けたからです。もしこの44人がイタリア人だったら英雄的な行為として文句なしに褒められたところです。けれども、アフリカからの不法移民であったために、けしからんという事になった訳です。

てな例です。
ここで大澤さんは、「コミュニタリアンが全面的にこの逮捕を指示するとは限りませんが」と断りを入れた上で、コミュニタリアンはこういった類いの差別的な扱いにシンパシーを感じやすいとしている。大澤さん自身はそういった国籍や国境線の分類に哲学的な意味をもたらすのは無意味であり、コミュニタリアンの難点の一つだと指摘しています。まあ、詳しくは本を読んでください。

でまあ、何を思っていたかというと、この本を読んで、こういうコミュニタリアンだとか、リベラリズムだとか、そういった言葉をつかって教育を考えてみようってこと。全然自分の中でまとまりきれてませんが。また、まとまって来たら報告します。

ちなみに僕はガーナ、タマレの場合は一体どのように、ガーナ人としての国民性が養われていくのかとか、国境を越えての人権意識の形成はされていくのかにもっぱら研究の関心がある。

ガーナ、とか日本とかに限らず教育は国民性とかその国の人間、コミュニティの一員になるために作用する面がある。「新しい時代の国民形成」みたいなのがスローガンになって、日本の社会科は生まれたわけだ。そういえば、ガーナの社会科(citizenship education)はもともと、パン・アフリカニズムが土台で生まれてきているっていえるのかな。

ふと回想。
ルーマニアに留学していた時に、ロマ(ジプシー:蔑称)と呼ばれる人々と教育ついて研究したことがある。ロマはインド北西部あたりを起源とする民族と言われていて、長い時代をかけてヨーロッパまでわたり、遊牧のスタイルや独特の文化背景によって差別やそれが原因による低い生活水準に苦しんでいる。彼らがヨーロッパにたどり着いてから、長い時を経ても未だによそ者扱いされ、また、彼ら自身が自分たちを異なった存在のまま隔離するという問題がある。ロマのことについて語ったら止まらないんだが、要は、コミュニティ概念をどこまで広げられるのか、教育の限界とか可能性をもっと問いつめたいってことで、ロマの例は今の自分の研究の原点に据えている。

うーん、全然言いたい事がまとまらないし、伝わらないと思うのですが、いろいろなことを考えた大雨のよるでした。

もやもや。
はい!


活動の写真で、リフレッシュ!


子どもたちは何をしているのでしょうか?


黒板消しで綺麗にしているのではありません。

黒板に、スポンジを使って新しい墨を塗っているのです。
手を真っ黒にしながらがんばってます。


写真:こんな教材を使ってみました。



授業で上の教材を使って、shapeについて学びました。
正方形のこの紙をみんなに配って、「はさみで4つのピースに切って三角形を作ろう」ってな感じ。

同じピースからできているから、「正方形も三角形も面積は同じ」になるということをみんなで確認するというアクティビティ。

このパズル的なアクティビティをガーナ人の先生に紹介し、「やってくれ!」とはさみと紙を渡したら、飲み込みの早いガーナ人の先生がやってくれました。

写真:三角形作りに苦戦する児童(っていっても青年)




写真:「できた!」と自慢げに見せる児童。でも三角形になってない。



普段パズルとかで遊ぶ事のないであろう彼らはみんな苦戦していました。「できた!」と言われて、みてみれば、全然三角形じゃなく、多角形だったり、真ん中のスペースが三角形だったりとこちらが意図したようには進みません。

でも、一人だけ、ノーヒントで三角形を作った男の子がいます!


所要時間10分といったところでしょうか。
この子が完成させてくれたおかげで、諦めかけてていた子にも火がついて大盛り上がりでした。

「この三角形と、最初の正方形とどっちが大きい?」

ときくと、三角形の方が大きい!という子が多数いました。理由は三角の方が辺が長いとかなんとか。

でも、同じピースからできているので、実際は同じ面積(同じ大きさ)ということを子どもたちは学びました。


自分が前に立って教えるのではなく、ガーナ人の先生にやってもらえたのが嬉しかった。「これを使ってね」って渡すだけだったけど、今度は一緒に作ろうってなるといいなあ。


Wednesday, July 11, 2012

under the big sheanuts tree

最近、もっぱら算数や理科よりも情操教育系に関心をもってしまった。
せっかく小学校で小学生を相手に仕事をしているんだから、思いっきり楽しまないと損だよな〜なんて思うのです。

特にガーナの教育現場では、楽しむという要素は少なく、ケーンと呼ばれる棒におびえる子どもたちです。それでも、子どもは元気一杯で、コントロールしきれないのですが。

日本の歌を教えると本当に飲み込みが早い。「大きな栗の木の下で」を振り付け付きで教えてみたら、まあなんとかわいらしい事。
(ちなみに栗の木の英訳をしたときに、chestnut じゃなくてshea nutにしてみました。栗よりもshea nut っていうドングリみたいなやつのがこっちでは有名です。)

こういう風にリフレッシュも必要だとおもうし、理科、算数の枠にとらわれずにできる事をやりたいなんて思うのです

紙芝居とか、ペーパークラフトとかできたらたのしいだろうなあ。英語で童話を読みあさってみよう。


ーーー
最近、新聞を買うようにしている。ガーナにきて英語をたくさん学ぶ時間があるし、国の情勢も気になるのである。にしても、夕方のなってまでその日の分の新聞が新聞屋さんに置いてないこともしばしば。新聞の紙面には平気で遺体の写真も載っているし、読んでいてビックリすることも。


コートジボワール人の人と友達になる。お家にお呼ばれしてご飯を頂いた。「日本は戦争の後なんでアメリカにリベンジしなかったの?」と聞かれる。
奥さんがフランス語の先生をしているとのことで、フランス語を彼女から習う事になりそうだ。協力隊として活動しているうちに、目に見える形でスキルアップをしたい。国際関係でフランス語はやっぱり必須。個人レッスンで鍛え上げる。


新隊員さんが来タマレ。隣の部屋にこれから住んで、一緒に活動をする方がやってきた。
学校も見てもらって、僕の授業も見てもらって、なかなか緊張。でも、本当に心強い味方だ。



Monday, July 2, 2012

はじめの一歩 ワークショップ@タマレ②

では、前回に続いてワークショップの事について。

今回は詳細編を!

9時にワークショップ会場に行くと、「僕を待っていた」と言わんばかりにみんなおとなしく座っていた!

ガーナで、時間通りに事は進まないだろうし、9時にこいと言われれば、9時ぴったりにつくくらいでいいだろうなんて、思ってしまったことを後悔。
このワークショップでは全体を通して、「ガーナなめてました!」と思う事が多かったです。自分の見通しの甘さを思い知りました。

このワークショップを企画したNGO、CALIDはほんとうに見事に準備をしておいてくれたのである。こちらから頼んでおいたワークショップに使う材料も見事にそろえてくれた。

入手困難と聞いていた豆電球も、「マーケットでかえた」とあっさり。

会場の雰囲気はかなり緊張感に満ちていて、僕自身もかなり緊張して始まった。

お互いに緊張を解くためにも、ダバニ語の歌を歌って始まりの挨拶とした。正直、僕の歌はうまくないのだが、吹っ切れるためにも良いきっかけになったし、歌詞を聞き取ってくれた人が一人いたので、それはそれで良しとしましょう!
歌は心ですから!



そんなこんなで、はじめに、TLM(教材)を使う意味を確認していく。
予想以上に、TLMの大事さを理解しているという事がこの時点でわかった。

「TLMを使えば、教師も子どももhappyになる!」
「TLMでより明確に、実感を伴って理解できる!」

そして、中国の古くから伝わる格言

I hear and I forget,
I see and I remember,
I do and I understand

をこちらが言う前に知っていた。


普段、学校でTLMを使っている姿をまったく見ないから、必要性を感じていないのかもと思ったのだが、どうも、そうではないらしい。やっぱり使い方、用意の仕方が情報不足なんだ。

このワークショップで紹介したのは、ストローモデル、空気の存在、電気回路。

ストローモデルは、隊員の間では言わずと知れた超代表的なもの。ストローとはさみだけで、さまざまな形を作り出して、shape and spaceの授業に使える。
事務所のマダムもいっしょになって説明してくれて、先生たちの受けも良かったです!


空気の存在では、ペットボトルに風船をいれて膨らませる。穴なし、穴ありのペットボトルでその様子を観察する!というもの、空気入れで空気を入れる事によってボトル内の風船にどんな変化が見れるかを観察するもの、ビンを熱して風船を膨らませる事ができるか、という盛りだくさんな実験を展開しました。

興味津々な先生たち、そしてこの理論はこうだ!と説明をし始める先生。




みんなして実験を行なって、実際に実験をして発見する事の大事さを感じてもらえたかな。

電気回路の実験は、お昼休憩直後で、披露も眠気もピークの時間。
電気回路を実際に作った事のある先生はいないだろう!とこちらとしては、悩んで失敗を重ねる先生たちの様を想像していたのだが、なんとまあ、あっさりと、見事に電気回路をつくって電球を光らせるのであった。
身近な材料で、教材をつくるということで、ペットボトルとアルミホイルで電池ボックス、マッチ箱でソケットをつくった。

いろいろと見通しが甘く、時間を持て余してしまった感があるし、説明がうまくできなかったのが反省である。




最後に、コメントを参加者に書いてもらったところ、ワークショップに満足した旨のことを書いてくれた人が多かったが、改善に繋がるようなコメントをくれた人もいた。

「説明がはやすぎた!」「もうちょっとTLMを作るのを手伝って!」「ちょっと簡単すぎるぜ」

ごもっともです。有り難い。素直にこういう風にフィードバックをもらえたので、反省して、次回に活かさせていただきます!

なにせ、これは「はじめの」一歩なんですから。でも、僕にとってはとても大きな一歩となりました。

これを弾みに、地道に走り出したいと思います。

微力ながら、resource personとして情報を提供していきます!
前任者の活動のおかげで、こっちから何も言わずに、相手からお話がやってくる。
期待される分、こっちも全力で挑みます!


Wednesday, June 27, 2012

はじめの一歩!ワークショップ@タマレ①

ボクシング漫画のことではありません。

まじめに活動の事です。

いろいろと書くと長くなるので、何回かに分けたいと思います。
ってことで、第①弾は開催までの経緯〜準備編/

配属先である教育事務所のとあるマダムに、「教員を対象に地元で手に入る教材を使ったワークショップを開催してくれ」との依頼を受けたのがつい一週間前。
「何でもいってくれれば、必要なものをそろえるし、何時間でもいいからやってくれ」とのこと。

前任者が教員を対象にワークショップを続けて開催してきてくれたことが実っての有り難い話であった。

前任者がガーナを去る前に僕に教えてくれたのは、「指導主事や配属先の人間をもっと巻き込んで、彼らが主導とする教材紹介ワークショップを開催するのが理想」ということだ。

そのため、赴任したときから、頭の中に目標としてあったのは配属先のスタッフが、地元で手に入るもので教材をつくり、それを指導していくようにするという事。僕が全面に出る回数を極力減らしたい、裏方に徹するというそんな思いだ。

今回は配属先のマダムから声がかかった時、内心、「自分に十分教材を伝えられるスキルやアイデアがないから無理だよ、たくさんの教員相手に教えるなんて初めてだし不安だな」って思った。それでも、頼って話を持ちかけてくれている相手の期待や、JOCVとしてガーナにいることを裏切らないためにも引き受けたのであった。

しかし、時間を経てポジティブに捉え、うまくいけば今後の活動の弾みになる「大きな一歩!」と捉えて挑んだ。

準備やワークショップの内容を考えるに当たって、非常に参考になったのがガーナ理数科分科会の活動であった。先輩である小学校教諭隊員や、理数科隊員の行なってきたワークショップやプロジェクトのデータを譲り受け、準備した。

トピックは、「空気の存在」「電気回路」そして、前任者の十八番の「ストローモデル」。

先輩隊員に電話して、パワーポイントのスライドを譲り受けたり、近隣の理数科隊員に助言を求めたりしながら着々と準備を進めた。


配属先のマダムも、(入手困難?な)豆電球やらなんやらを用意してくれるとまでいってくれた。


週末に食あたりに遭って、嘔吐と下痢に崩すなど、体調が万全ではなかったがそんなこんなでも、なんとか準備は、間に合った。

②にに続く。




Sunday, June 17, 2012

なかなか充実一週間

今週のあれこれ。今週もいろいろありました。
気がつけば、すぐに一週間が過ぎている!書きたい事があるときはすぐに日記を書いた方が消化できてよいのですが、いつも週末までためてしまう。いかんな〜。
箇条書きで御勘弁を!

①洗濯して干しておいたチノパンが行方不明になった。これは、誰かが盗んだのか?
ちょっと手の届きやすいところにあったから、とりやすかったのか。

②近所の子の誕生日。小学生1年の子に「僕の誕生日だからあなたをご飯に招待するよ。一緒に祝おう」といわれて、その家のお姉ちゃんに聞いたら、「いや〜、なんにも準備できないから無理よ」と一蹴された。ご飯に誘われて、「やった〜」って思ってたので残念。

③EURO2012の試合をホテルで観戦。ホテルっていっても、大きなテレビがあって椅子が並べられていて、しかも入場料をとる。1セディ(50円)だけど。イタリア対スペインは盛り上がった。ガーナにルーツのあるイタリア代表FWバロッテリをみんな応援しているようで。でも、どっちがゴール決めても大喜び。ガーナ人の熱狂ぶりは見ていて面白いです。

急遽、一日担任を任せられた。普段は巡回だから、担任なんて持たないんだけど。「担任の先生が病院にいってていない。。」ってこの理由をいろんなところで何度もきいたよ!

しかも、隣の教室を会議に使うから、隣のクラスの児童も面倒見てくれとの、無茶ぶり。

キラーパスです。
こういうの、本当に多いですよね。

ってことで、5、6年生、80人近く(?)を相手に8時半〜13時半まで、教えてきました。

いろんな事に備えて、それなりに準備していた算数は2時間が限度。

その他の時間は、日本語や日本の歌を教えるという妥協策。最後の方は、こっちが疲れきってしまい、教科書を読むという自習にしてしまった。
子どもたち、後ろの方は座れきれていないし、6年生はノートも教科書も隣の会議室に使われている教室にあるという状況でよくやったと思うけど。一日一緒にいたから、子どもとは良く打ち解けたと思う。


⑤こんな教室にびっくり


机も椅子も数が足りていません。これは3年生の教室。高学年の教室にはちゃんとあるのに、低学年にはこんな感じ。うーん、この学校だけなのか?

⑥JICAが支援しているINSETプロジェクト(教員研修プロジェクト)の説明研修会が開かれた。ノーザン州の教員研修担当者たちが集まり、首都アクラから来たINSETの担当者の説明を受けていた。こういう風にそれぞれの地区のトップのレベルでプロジェクトのコンセプトを理解させる機会があるが、実際の学校レベルではなかなか実施できていない。でも、こうやって国のプロジェクトとして動いているんだなってことを実感。

研修の中で授業観察の練習もあった。なにより、ガーナではまだまだ根付いていないLearner Centered Approach(学習者中心)の方向に先生たちを意識づける狙いで、そのための評価基準が作られている。参加者に混ざってガーナ人の先生の授業ビデオを見て授業評価を行なった。

⑦ INSETプロジェクトを支えている開発コンサルタントの方が同じ大学院の研究科を卒業した人だった。大学院の話などで盛り上がることができた。おいしいピザまでごちそうになってしまった(笑。
3人のガーナ人のカウンターパートをまとめていて、研修会の実施を支えるなど、仕事をこなしている姿がかっこ良かった。うまく専門家の方とも係って活動をしたいな、と思っていたので良い機会となった。

⑧INSETの担当者の方が、ガーナ人の先生向けのINSET紹介videoのデータを持っていたので譲ってもらった。これはドラマ風に工夫されていたもので、主に授業研究を行なう事を促すような内容。本当は各学校に配布する予定だったものらしい。でも、実際の学校には、それを再生するコンピューターどころか、電気すら通ってないのでなくなった企画だとか。
このデータを、あるやる気に満ちた先生(Curriculum Leader)に、僕のパソコンを使ってみせた。最初は、校内研修とかは、お金がかかるからできないといってる先生だった。実際、ガーナでは人が集まって何かをするには、スナック代やらドリンク代が必要。お昼ご飯とかそういったものを用意しないと人が集まらないなんて事がある。
それでも、ビデオを見てINSETや授業研究のことをわかってくれたみたいで、「うちの学校でもやってみよう!」といってくれたのである。こうやって、情報を提供していくのもいいかもしれない。INSET紹介ビデオをみせるという営業マンっぽいですが、これでやる気になってくれる先生がいるなら、良しとしたい。

⑨ 自転車は日本から?
どんなルートでくるんだろう。廃車か、撤去されたやつがこっちにながれているのかな。

見にくいですが、ステッカーには日本語や登録番号がかいてある!

⑩ ある隊員に頼まれ、タマレに到着しボルガタンガへ向かう日本人の方をトロトロ(乗り合いワゴン車)の駅まで案内。けっこう、いろんな人がよってきてビックリしたそうです。僕は普段町を歩いていてそんなに人はよってこないけど、大きな荷物をもっている外国人となるとこうなるんだなあ。お金くれって言われるのは大分慣れたけど、いつも町で見かけるニジェールからきた子どももよってきた。いつも見ているのに気付かないのかな。
ちなみに、僕はいつもお金くれといって、よってくる子どもには、出してくる手に握手してハグして、「ごめんね」っていって立ち去るんだけど、今回はトロの出発を待つからずっと手を握っていた。ちょっとしつこかったけど、お金はあげられないっていったら離れていった。ニジェールからガーナまでくるなんて、どんな旅をしてきたんだろう。そしてどんな思いでここにいるのか。

⑪アッパーイーストのある民族にとってsenaという名前がGod's Giftと言う意味があるらしい!な、なんと!タマレで得たダゴンベの現地名、wumpiniもGod's giftの意味。
なんか自分が神様に愛されているかのような錯覚を得てしまった!(笑

⑫同級生でセネガル(JOCV)とタイ(UNESCOインターン)にいる友達とスカイプ会談。苦労を分かち合い、励まし合った。しっかり計画立てて、就職のこととか、修士論文のこととかも考えなきゃ。友人ネットワークは大事ですわ。

Sunday, June 10, 2012

カエルの歌が聞こえてくるよ


ある小学校にいった時、「この子たちは歌が好きだから、日本の歌を教えてくれよ」と先生に頼まれ、カエルの歌を教えた。
小学校4年生のクラス。

カエルの歌は、ガーナの小学生でも覚えやすい歌だとわかった。
その小学校は家のすぐ裏なのだが、カエルの歌を教えてから数日後に家の外でゴミを燃やしていると、学校からカエルの歌を合唱しているのが聞こえた。

僕がいないのに、歌ってくれていることが嬉しかった。
子どもたちは本当に、日本から来た僕という存在に興味を持ってくれている。何が彼らに残せるのか、と考えるが、ほんの小さな事でも影響を与えているんだな、って改めて思う。

算数の授業はとりあえず経験してみた。
ある小学校では行なったかけ算の筆算のテストでは、小学校6年生でも2桁×2桁の計算ができない。問題ありの子が全体の5分3いた。九九を覚えていないので時間もたくさんかかる。こういう計算は、やり方を理解したあとに、たくさん練習しないと忘れるのだろう。僕はテストをおこなうくらいしかまだやっていないが、とにかくたくさん九九をつかう時間を作っていきたい。

理科では電気回路の授業を考案中。
理科では、電気回路の授業に取り組もうと試行錯誤中である。やはりどの学校に行っても電気回路の授業は、教員にとって苦手な分野である。ものがない、実際に扱う事ができない、と嘆いて授業は教科書に書いてある事を説明して、コピーしておわりである。
実際に触れて、感じることができないので、実感に乏しいのが現状。理科が元々得意ではないし、バリバリ文系の自分だが、こんな自分でもこっちでできるんだという自信をつけたい。
とにかく、身近なもので安価に教材を。



ってことで、家で電気回路をつくってみたり、懐中電灯のLEDを点灯させたり、コンデンサを作ってみたりした。回路はアルミホイルで。電池ケースとかは過去の隊員のアイデアを活用してペットボトルで。
コンデンサはアルミとサランラップで作れるという事でやってみたがうまくいかず。実際に授業に活用する日が来るように準備準備。

試行錯誤の中で、心に響いた言葉。
「とにかくやってみなはれ。やる前から諦める人間は、一番つまらん人間だ」

第一次南極観測隊、越冬隊隊長・西堀栄三郎さんの言葉だ。
過酷な環境の中で観測をあきらめかけていた隊員たちに向けて発した言葉らしい。(プロジェクトXで学びました)

タバコの灰皿にしていた缶を使って、観測機器をつくるなど発明家でもあった西堀さん。その辺にあるものからでも、活用してつくっていこうという心意気の基には、諦めない強い気持ちがあった。

この言葉を参考に、身近なものからの教材作りとか、やってみようかな。「諦めない、諦めない」と。



By the way: EURO2012開幕!!
ガーナは、ポーランド、ウクライナと時差が少ないので、日本のように徹夜しなくてもliveEUROが見れる。家にテレビはないが、みんなが集まって試合を見るところにいってサッカーをたのしもう!

Saturday, June 2, 2012

11人のメッシがいれば必ず勝つとは限らない(と思う)


多分、どこかのサッカー評論家がこんなことをいっていた。「11人のメッシがいれば必ず試合に勝てるとは限らない」と。

この赴任からの一ヶ月間、さっそくいろいろな壁にぶつかり、自分に何ができるのか悩み続けた。時には逃げ出したくなるくらい億劫な気分になりながらも、自分を鼓舞して活動のきっかけを掴めるようにやってきた。

学校に行きたくなくなるような日もあった、というのが正直なところだ。悪いところばかりが目に入り、自分ばかりが落胆して、先生は努力していないのか?なんて考えたりもした。

でも、なんとなくそんな気持ちからも脱却できた。そのきっかけはタマレの先輩隊員との集まり。

タマレの先輩隊員との集まりで、「もっと周りの人をたよって、周りの人の力を借りてもいいんだよ」という言葉が後押しとなり、肩の荷が下りたような感じがしたのである。

そこで早速、ガーナ各地に派遣されている小学校教諭隊員の皆さんに活動に関するアドバイスや、どのような活動をしているのかのアドバイスをきく事にした。
どの先輩隊員も優しく、長文でたくさんの参考になる活動を教えてもらったのである。なんとか頑張れる、そんな気持ちになった。

周りにいる人と協力して活動を行うのも「協力隊」。
変にプライドをもって、個人プレーに走ってしまっては、ガーナにとって有益な活動には繋がりにくい。協力隊員には、試験や面接を受けて選ばれたメンバーであり、自分の能力に自信のある人もいるだろう。僕自身、変な自信やプライドをもっていた様に思う。なんだろうか。無理矢理、今の考え方をサッカーとなんか関連付けよう。

メッシのように、並外れた能力のプレーヤーが仮に11人そろっていて試合をしても、相手が組織としてしっかりしているチームだったら勝つ事はできないだろう。つまりは、個人技対組織力の話。つまらないと言われても、組織化された鉄壁の守りを展開するイタリアはドイツW杯で優勝した。先の南アフリカで優勝したスペインだって、長年培ってきたパスサッカーに基づく、類い稀な連携力で優勝したのだ。



わかりにくいか(笑



話は変わるが、所属する教育事務所がワークショップを開くから来てくれと言われた。


ワークショップでのガーナ人教師

〜一日目〜
Curriculum Leaderというそれぞれの小学校で選出された先生が対象。内容は教員研修(INSET)を各学校で指導的に行なえるようにするというもの。
ワークショップでは、レッスンプラン作りを行なう時間も設けられ、それぞれのグループの作ったレッスンプランの発表し合いもあった。あんまり十分な時間はなかったが。

ぺーぺーで、教員免許はあっても実際に教壇に立った経験のない私だが、ワークショップの最後に、総括的なコメントを50人の僕より経験ある先生たちの前で求められた。内心、かなりドキドキだったが以下のコメントをしてみた。

「今日はとてもアクティブなワークショップに参加できて嬉しいです。私は皆さんがグループでレッスンプラン作りを楽しんでいるように見えました。たった一人でレッスンプランをつくるとアイデアが浮かばなかったり、嫌になったりすることもあるでしょう。私自身もそんな事ばかりです。でも、是非他人のアイデアを借りてください。何人かで協力すれば必ず、面白いアイデアや発見が生まれます。そして、そのアイデアを共有する仲間に私も入れてください。私はJICAボランティアとして皆さんに教材や授業の事でアイデアをもってもらうのを手伝いにきました。なので、皆さんの学校や地区で教員研修(SBI,CBI)の機会を設けたら、是非呼んでくださいね。どうか、必ずSBIの機会を設けてください。これが私からのお願いです。」

周りの隊員に頼って活動をしている自分なので、こんなことを言ったのでしょう。

〜二日目〜
ワークショップがhead teacher(校長)向けに開催されたので参加。朝九時から開催とはいえ、朝は腹痛のためカウンターパートに体調不良の旨を伝えて、家で待機。せっかくheadteacher に自分の存在を売り込むチャンスだったので3時から、ちょっと無理をして会場に行った。そのかいもあって、やる気のある校長に会えてそれなりに収穫も。また、最後に一言言える機会がもらえたので、次のことを話してみた。

「日本はdeveloped countryといわれ、ガーナはdeveloping countryといわれる。どうしてこの発展の差が生まれるのか考えた事がありますか?日本人が勤勉だからだと思いますか?ガーナ人が怠惰だからと思いますか?(会場どよめく)私は、そうは思いません。一番、鍵となる秘密は、組織されたチームで働く事ができるか、できないかによると思います。日本では、組織化して働くという事がうまくいってきたようです。だから組織化をもたらせる事ができれば、ガーナはより発展するのだと思います。みなさんの学校でのチームワークはどうですか?今日学んだ事をもって帰って、校内研修(SBI/CBI)を実施してください。これが、ガーナの教育発展に寄与する大事なステップだと信じてます。皆さんの頑張りを期待しています。(ちらほら拍手と、沈黙)」

で、まあ本題はここからです。

このことをfacebookに載せたところ、開発研究科の友人Nから次のような指摘をもらった。この指摘(激励コメント)を見て気付かされることが多かったので、ブログでもシェアさせてください。自分の未熟さをさらけ出すのも、次へのステップ。
フォームの始まり

日本はdeveloped countryといわれ、ガーナはdevelopingcountryといわれる。どうしてこの発展の差が生まれるのか考えた事がありますか?」とありますが、それが組織力かどうかはせーなさんの、そして先進国と呼ばれる国々の自文化中心主義的考え、つまり自分の価値を置いたものさしだけで世界を図る考え、だと思います。なぜ発展途上国と先進国という区別があるのか、それはせーなさん、あなた自身のような人々が「ガーナは遅れている、だから私達進んでいる人は助けてあげなきゃいけない」という考えを無意識に持ち続けているからです。その考えは植民地主義と同じだと言われ、開発の特に外にいる人々、そして南の人々から批判されてきました。また、開発の中でも近代主義に基づく(途上国と遅れているとみなす)開発は、南の人々に何も幸運をもたらさないことが批判されてきました。
せーなさん、同じ学校の同じプログラムの人として私はとても恥ずかしい思いをしました。サイードの『オリエンタリズム』やジェームズ・ファーガソン、スピヴァク、エスコバールなどの本を一冊でも呼んだことがありますか?もう少し勉強が必要だと思いますし、このままではガーナの人々にせーなさんは害をもたらすだけだと思います。
ちなみに、せーなさんの意見に賛同している方々は、青年海外協力隊の方たちですか?だとしたら、日本のJOCVは相当ヤバい、つまりは南の国々、人々を遅れていると自分たちのものさしによってはかる、勝手自己中の人達の集まりですね。


<ここから返信>

ごもっともな意見、ありがとう!言われてみれば、自分自身も恥ずかしいことを言っていたのかもしれないとこのコメントで振り返る事ができました。Nさんが言う事は、もっともで自分の頭の中ではわかっていたはずの事でした。自分の勉強不足も感じます。
そして、>「自分の価値をおいたものさしだけで世界を図る考え」、「ガーナが遅れているから私たちは助けてあげなくちゃいけないという考え」を無意識のうちにもっているっていうのは、正直に言えば耳が痛いところです。今思うのは、実際に目
の前にいる人たちのために何かをしたいという気持ちを全面に出せば出そうとするほど、深みにハマるのかもしれないってことです。もし、僕が日本にいて自分のコメントをみたら、Nさんの言うような事を考えているのだと思います。
というのは、今回、僕がワークショップでその発展の差が云々ってのを話したのは、ガーナ人の参加者、特に日本に研修にいっていた人たちが日本の教育が素晴らしくて、とても参考になったという話をしきりに出していて、「日本を見習おう!」という雰囲気になり、僕自身がいい気になってしまった。で、ガーナの教育現場に身を置いて、「組織化された教員研修ができるような環境をつくりたい!」と強く思っているなかで、動こうとしない校長や教員をみての苛立ちもあったりすると、理論よりも感情的なものが働いてしまう。(この感情的な何かを全面に出せるのは協力隊の良いところでもあり、悪いところにもなり得ると思うんだけど)これがないから、こうしたほうがいいんじゃないっていうのを、言いたくなっちゃう。この組織力とかって価値尺度が、ガーナにとっては的外れなものって言えばそこまでなんだけど、必要だと思った事を伝えて刺激を与えたかった。僕は、一般的に協力隊のそういう一生懸命な姿が好きです。

なんにしろ、僕自身が勉強不足なのは認めます。Nさんのように、冷静に、理論的に考えることも持ち合わせたい。もう一度、サイード読みます。

そして、言いにくい事も全部いってくれてありがとう!やみくもに励まされるよりも、心に響きました。

フォームの終わり


こんな感じのやり取りがあって、本当に自分がいったい何を勉強してきたのかを思い返す良いきっかけになった。そして、開発の姿を、もっともっと自分自身が見つめる必要性を感じた。すくなくとも、僕自身は協力隊として開発の現場に身を置いて、問題や開発のこと、自分自身と向き合い続ける事ができる。このことは、本当に幸せな事だ。

未熟な自分の姿もしっかり受け入れ、成長していきたい。




Thursday, May 24, 2012

赴任3週間目 体調不良〜授業デビュー

今週は体調不良であった。
お腹を下し、高熱に。マラリアではない事はわかっていたが、やる気は急降下。

ため置の水を濾過して、沸騰して飲んだのがいけなかったと解釈しています。
 

月曜日はミーティングで、週に一度の貴重な情報交換の場だったので多少無理をしてオフィスへ。
すると、オフィスではどうやらこの日を最後にリタイアする方のためにパーティーが開催された。maltaといわれる麦のジュースでみんな乾杯しているが、僕はお腹の調子も悪いので飲まなかったが。


火曜日、水曜日は家で安静に。
学校を休む罪悪感、活動への焦り、そこに追い打ちをかけるようなお腹の痛みで、気持ちは最悪であった。

家でじっとしているって、つらい。夕方には子どもと遊び、リフレッシュ。

facebookのつぶやきから:
僕の近所のwisdomという少年。彼は小学校一年生で、よく家に遊びにくる。彼が今日もうちに遊びにきた。今日は、水を買いに行くのについてきてくれた。
しばらくしてから、Wisdomが泣いて家の前で僕を呼んでいる
理由を聞くと、イスラム教徒に改宗しないから他の子どもに苛められたという。Wisdomはクリスチャン。
指をちょっと切っていたので、手当してあげた。
とっても悲しくなった。

子どもだからこういうまちがった考えをもっているのかも知れないが、それでもショックだった。
うーん。ムスリムもクリスチャンも平和に共存しているタマレなのになあ

蜂の巣を敷地に発見!
前任者さんは蜂に襲われているので、駆除!



木曜日

デビュー戦

日本代表で宮市選手が待望されたデビューを飾った頃、僕もガーナでの授業デビューを飾った。そこまで待望されていたかは別にして、なんにしろ、僕もデビュー。
 朝学校に行って、6年生の教室に。Head teacherが、「先生もまだ来ていないし授業を始めちゃってよ。」の一言でこのときは来た。もちろん、手作り教材はもってきていたし、やる気十分で授業を行った。隣のクラスの先生や、head teacherは気にして見に来ていた。
 まずは、mathematic exerciseで体全体を使ったice breaking(緊張ほぐし)。タマレ在の調整員さんが隊員時代に編み出した子どもの心をつかむ ice breakingである。
もじもじ君ばりに体で数字や+,×=を体で表現し、見事にこれが子どもの心をつかんで、スムーズに導入に移る。

今回のテーマは算数で、「図から立式する問題」を行なってみた。

ビールビンのふたを活用した教材で、「ふたはいくつ?」ときく。
「サイコロの5の形」「6の形」と進めていき、最後にはメインの問題へ。
この授業では、同じ答えにいたる上でもたくさんの考え方があって、その考え方が式に表れているという、式の多様性や式の役割を理解させる目的で行なった。

イヤー、全然うまく伝わっていない。
もっと簡単に細かく、噛み砕いて説明していかないとダメか?途中から、強引にもって行き過ぎたか。というか、小学校6年生でも、数を数えることが中心に勉強しているのが表れている。かけ算の立式がイメージできていない。
図をみて、3の固まり、4の固まりをみつける事ができないまま終わりそうだったので、強引にいってしまった。
子どもが活躍するように心がけたが、多分、説明の時間が多くなってしまった。

参観していた教師に何か伝わったのか、恐くてきけなかった。
授業をとりあえずやりきった壮快感から、じわじわと無力感へ。
僕が上手に授業をやるのは全然、目的ではなく、ガーナ人教師の授業力改善へのほんの過程。しかし、それでも、自分に何ができるのか、まだまだ悩む日々が続きそうです。

授業後、head teacherTLMってまとめてどっかに置いてあるの?ってきいたら、やっぱり倉庫にしまってあった。ほこりをかぶっているし、「長年つかってないんじゃねえか!?」って思わせる物です。前任者さんがおいていってくれたTLMすら、display状態なの?

いろいろ過去のTLMをあさっていたらネズミの死骸も飛び出してくる始末。
えんがちょ!
教材、ビンのふたで作成。

金曜日は祝日でお休みです。African Union Dayなるものです。